Love so sweet : Reborn よく聴いたらすごい曲だった
Love so sweet、おそらく日本国民のほとんどが一度は耳にしたことがあるこの曲。この度 Rebornシリーズの一環として生まれ変わりました!
その名もLove so sweet : Reborn
原曲の王道J-POPラブソングにEDMアレンジが加われたこの曲、多角的に見てみると面白いことがいろいろわかったのでその面白さを紹介したいと思います。
私が紹介するのは主に音楽的な観点からみる原曲との違い。(英詞についても喋るけど意訳が多いので個人的解釈だと思ってください)
よかったら聞き比べながら読んでください。
これが原曲↓
これがRebornバージョン↓
1.イントロ
Love so sweetと言えば恋が始まる代名詞とも言えるイントロ...それがないなんて............と嘆くオタクたち。私もそう。
これには理由があるんです。
サブスクは3分程度にしないと聞いてもらえない!
これ。サブスクという誰でもいつでもどこでも好きな曲を聴ける定額サービスにおいて興味を持ってもらうには3分程度にしないと、それ以上長すぎると聞いてもらえない傾向があるとされているので、基本的にサブスクは3分程度なんです.....
でも、Love so sweetの原曲は4:49もある!長い!これじゃ今から嵐に興味を持った人たちに聞いてもらえない!
そこで Love so sweet; Rebornは3:27になりました。
ここでお分かりの通り原曲より1分以上削ってるんですね。そりゃイントロ削らざるを得ないわ.............................
でもイントロ欲しかった!!!(オタクの叫び)
2. その歌詞、そういう意味だったん...?
(筆者は英語が得意ではありません。独断と偏見なので悪しからず)
1番Aメロの歌詞、「あの涙ぐむ雲のずっと上には微笑む月」
なんだか、とっても比喩表現だなあと思いながら深読みすることなくスルーしていた私。それがRebornによってこの言葉の意味を思い知らされる。しんどい。
該当部分英訳「You are the light that's shining in the sky Right on me」
直訳すると「君が空から僕を照らしている光」
つまり「あの涙ぐむ雲=僕」で「ずっと上には微笑む月=君」となると思われます。
これにより、「あの涙ぐむ雲のずっと上には微笑む月」は「君が僕に照らす光」という意味と考えられます。
そして、その後に「My world will never be the same」とあり、直訳すると「僕の世界が同じ(景色になる)ことはない」
つまり、これはめちゃくちゃ意訳なんですけどこれは「君という光が現れたことによって僕のつまらなかった世界は一変し、輝くものになったよ」みたいな意味ではないかと!!!思って!!!います!!!!
え!!!!あの涙ぐむ雲のずっと上には微笑む月ってそういう意味なん!!!!やば!!!!
そして、
「明けない夜はないよ Love so sweet」の英訳
Every day and every night it's Love so sweet
明けない夜はないよ これは昨年のSONGSにて櫻井翔くんが言っていたように二重否定なんですよね。二重否定=肯定。つまり必ず明ける夜がある。
必ず明ける夜を「Every day and every night =全ての日に夜がある(直訳)」と訳すの...........まじ.......
全ての日に夜がある=全ての日に朝がある(意訳)=明けない夜はない
ってことですか?めちゃくちゃ個人的見解だけどこの英訳はめちゃくちゃ凝ってるな、って思った......意味が深すぎて解読できないよ......
明けない夜はないよ芸人こと嵐、流石でした。
3. Love so sweet の転調どうするん?
Love so sweetに限らず嵐の曲は王道に見せかけて様々なギミックが仕掛けられている曲が多いのですけど、Love so sweetも、転調が多い。
※転調とは簡単に言えば曲の雰囲気を変えるもの。曲に合わせてコード進行というものが動いているんだけど、転調によってその動きがガラッと変わっているという感覚
原曲ではサビ前の「愛の歌〜」の後から歌い出しの「おーもいで」の後に転調が行われていて、そのつなぎを約1小節の間、ベースがリズムを弾くことで転調している。
(youtube 原曲ラブソーの1:13~1:15のところ)
でもRebornにはそんなところに割く時間はないの!!!
なんてったって3分程度に収めなきゃだから...ベースに1小説も与えてらんねぇ........じゃあ転調どうする???急にやったら変になっちゃうよ???????
無音にしちゃお!!!!!!!!!
Rebornの0:40~1小節分、無音です。
Rebornは原曲に比べてもともと音数(使う楽器の数)を減らしていたから成立した。あと無音にすることによって、つなぎの尺を減らしてる。すげぇ.......計算高い.................
※「伝えきれぬ〜」前の間奏もブッツリ切られて転調のつなぎを無くしています。
4.オタクの好きなところ絶妙に捉えてるじゃん....
かねてよりReborn企画は賛否両論であったなあと私の周りを見ているとそう感じます。
しかし今回のReborn、オタクが好きなところを絶妙に捉えているのです。
まず、2番サビ日本語じゃん!!!!!
やったー!これは普通に再録が聞きたかったオタクに優しい。そして英語版も聞ける。お得じゃん。
そして何より、潤くんのソロ日本語だよ!!
嬉しい........私が潤担なのもあるけどめちゃくちゃ嬉しい.......
こう言った絶妙に今までずっと応援している嵐オタクの心も掴みつつ新規開拓に向けた冒険をしているバランスの良さ......最高
5.原曲のポップさをEDMで表現したギミック
原曲Love so sweet、メロディーの音の高さもありつつポップにするため結構高い音の楽器を多く使ってる。それに加えて結構楽器全体の音も高く設定してる。
特にベースなんかはサビの「きっとそっと想い届く」で1オクターブ上げてるし。タンバリンとかパーカッションの小道具を駆使している。
でも!!!
EDMではそれができない。なんせ(3)でも述べたように楽器の数減らしてるし。でもEDMの感じだとドラムのズンチャが重すぎて話にならない。どうする..............??
嵐さん、ここがすげえよ。Love so sweetのポップさ保たれてるよ。すごい。
Rebornをもう一度はじめから聴いてもらいたい。
サビのベースのコードを刻む低音のシンセと一番の大元のバスドラムのリズム以外、全部高周波になるように中周波域の音をほとんど切っています。(多分)
それこそ、サビだけサビ感持たせるために中周波域の音も足してるんだけど、サビ以外ほとんどと言っていいほど全部高周波域にしてる。
わかりやすくいうと、めっちゃ低い音を一個だけ用意して、あとは全部高い音だけ拾った状態の音をいっぱい用意してる感じ!
(ちなみにバスドラムの音も高周波と低周波だけにして音をカラッとさせて、変に重くならないようにしてる)
音が高いだけだと浮いちゃうから、ベースのリズムを刻む音を増やして、ポップだけど軽すぎない、使える音が少ないけど重すぎない、そうやって絶妙な音のバランスによって新しいLove so sweetが生まれた!!!!!
これがLove so sweet : Reborn
以上が私のLove so sweet:Rebornの感想です。
駄文長文ながらここまで読んでいただきありがとうございました。